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フィラリア予防の季節です。
2019年 04月 21日
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そして、ミクロフィラリアは脱皮を繰り返して成長し、
血管内に侵入、そのまま血流に乗って
心臓や肺動脈へ移動すると
15~30cmの成虫となって、
またミクロフィラリアを産むのです。
実はフィラリアの予防薬というのは、
ミクロフィラリアが体内に入ってこないようにする薬
ではなく、
体内に入ったミクロフィラリアを、
血管に移行する前に駆虫するお薬
なんです。
ですからフィラリア予防の時期は
蚊が飛び出した1ヶ月後から、蚊がいなくなった1ヶ月後までとなります!
蚊がいなくなったからといって投薬をやめてしまうと、
薬を飲ませたあとに侵入したフィラリアが
体内で成長する恐れがありますので、
必ず獣医さんの指示通りの期間飲ませるようにしましょう

そして、もう一つ大切なのは
フィラリアの予防薬の投薬前に
必ず感染していないかの検査をすること!
「毎月忘れずに飲ませたから大丈夫!」
と思われるかもしれませんが、
飼い主様の見ていないところで吐き出してしまったり、
下痢をしてきちんとお薬が吸収出来ていなかったり・・・
毎月きちんと投薬していても、
感染する可能性は0では無いんです。
万が一、血管内にフィラリアが寄生しているのに
お薬を与えてしまった場合、
前述の通り、フィラリア予防薬は駆虫薬なので、
血管内のミクロフィラリアが死滅し、
その結果重篤なアレルギー反応を起こしたり、
死んだフィラリアが血管に詰まってしまうことも・・・
ですから、予防薬を投与する前には、毎年必ず
血液検査を受けるようにしましょう



フィラリア予防薬は、
錠剤タイプや
与えやすいトリーツタイプ、
首に液体を滴下するスポットタイプ、
1年間有効な注射など
様々な種類がありますので、
かかりつけの獣医さんにご相談の上、
愛犬に合うものを見つけてあげましょう

余談ですが、世界で最も人間を殺している生物、
1位は蚊なんですって。
犬も人間も、蚊に刺されなくなる薬が
開発されないかなぁ・・・

というわけで、堅いお話になってしまいましたが
谷口でした

***お題***
好きな寿司ネタは?
サーモンです!!
炙りサーモンはもっと好きです(笑)
明日は梅本さんです

(看護師:谷口)
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Twitter:@otenbairoha
by alb4192
| 2019-04-21 15:18
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